毎日掃除しているのに、すぐ耳が臭くなる…綿棒でこすりすぎかな?
トイプードルの耳の臭いや汚れが気になって、一生懸命ケアをしているのに、なかなか改善しないと悩んでいませんか?「酸っぱい臭い」が消えないのは、実はやり方が間違っているのかもしれません。
この記事では、多くの飼い主さんが陥りがちな「綿棒ケア」の落とし穴と、L字型耳道に潜む「酸っぱい臭いの正体(マラセチア)」を根本から撃退する、正しい洗浄ケアと耳毛処理の正解を提示します。
獣医学的な耳の構造(L字型)と、最新のケアトレンド(抜かずに洗う)に基づいて、愛犬の耳の健康を守る方法を徹底解説します。
この記事でわかること
- 「酸っぱい臭い」が消えない本当の理由(バイオフィルム)
- 綿棒が「逆効果」になってしまうL字型耳道の構造的リスク
- 痛がらせずに汚れをリセットする正しい「耳洗浄」の手順
- 最新トレンドは抜かない?耳毛処理のプロの判断基準


トイプードルの耳から「酸っぱい臭い」がする正体とは?
耳掃除をしてるのに、なんかヨーグルトみたいな酸っぱい臭いが消えないんです…。これって体質ですか?
それは体質ではなく、菌が増えているサインの可能性が高いですよ。実はその「酸っぱい臭い」、ある特定の菌の特徴なんです。
ここでは、トイプードルの耳からする独特の「酸っぱい臭い」の正体と、なぜトイプードルが特に臭くなりやすいのか、その原因について解説します。
ヨーグルトのような臭いは「マラセチア」のサイン
犬の耳から「ヨーグルトが腐ったような酸っぱい臭い」や「発酵したような臭い」がする場合、その主な原因はマラセチアという酵母様真菌(カビの一種)の増殖によるものであることが多いとされています(出典: wanko.peace-winds.org)。
マラセチアは健康な犬の皮膚にも存在する常在菌ですが、湿度や皮脂などの条件が揃うと爆発的に増殖し、外耳炎を引き起こします。マラセチア性外耳炎の特徴として、以下のような症状が挙げられます。
- 独特の酸っぱく脂っぽい悪臭
- 茶色〜黒色のベタベタした耳垢
- 強いかゆみや赤み
【用語解説】マラセチア
犬の皮膚や耳の中に普段から住んでいる真菌(カビ)の一種です。皮脂を餌にして増殖し、過剰に増えると炎症や悪臭の原因になります。
なぜトイプードルだけ?臭いやすい3つの理由
トイプードルが他の犬種に比べて耳のトラブルが多く、臭いやすいと言われるのには、明確な3つの理由があります(出典: dognoie.com)。
① 垂れ耳による「蒸れ」
トイプードルのような垂れ耳は、耳の蓋をしているような状態です。通気性が悪いため、耳の中の湿度と温度が高くなりやすく、マラセチアや細菌にとって絶好の増殖環境(お風呂場のような状態)を作り出してしまいます。
② 耳毛による「汚れの蓄積」
トイプードルは耳道の中まで毛が密集して生える犬種です。この毛がフィルターのように汚れや皮脂、抜け毛を絡め取ってしまい、耳の中に留めてしまうことで、菌の温床となります。
③ 皮脂が多い肌質
プードル種は比較的皮脂が多い(オイリーな)肌質を持つ傾向があります。マラセチアは皮脂を餌とするため、皮脂の分泌が多いトイプードルは、マラセチアが増えやすい条件を備えていると言えます。
【トイプードルが臭いやすい理由まとめ】
- 垂れ耳:湿気と熱がこもる
- 耳毛:汚れをキャッチして逃さない
- 皮脂:菌のエサが豊富にある
なぜ届かない?トイプードルの「L字型耳道」という構造的リスク
綿棒で奥まで掃除しようとしてるんですけど、なかなか汚れが取れなくて…。もっと奥まで入れた方がいいですか?
絶対にダメです!犬の耳は人間と違って「L字型」に曲がっています。綿棒を押し込むと、汚れをさらに奥へ詰まらせてしまいますよ。
ここでは、犬特有の耳の構造である「L字型耳道」について解説し、なぜ綿棒でのケアが危険なのか、そのメカニズムを紐解きます。


汚れが溜まる「L字型」の罠
犬の耳の穴(外耳道)は、人間のように鼓膜まで真っ直ぐではありません。入り口からまずは垂直方向(縦)に下へ伸び、その奥で水平方向(横・頭側)にほぼ直角に曲がる、「L字型構造」をしています(出典: koshigayavet.jp)。
この構造には、以下のような特徴とリスクがあります。
- 汚れが溜まりやすい:重力によって、耳垢や洗浄液などの水分が、L字の曲がり角より奥(水平耳道)に溜まりやすい構造になっています。
- 見えない・届かない:外から見えるのは垂直耳道の途中までです。一番汚れが溜まる水平耳道や鼓膜付近は、肉眼では見えず、指や綿棒も届きません。
綿棒はNG?耳垢を奥に押し込んでしまう危険性
L字型耳道の構造上、真っ直ぐな棒である綿棒を耳の奥まで入れることには、大きなリスクが伴います(出典: wanpedia.com)。
① 耳垢を奥に押し込む(タンピング)
綿棒を差し込むと、垂直耳道にある耳垢を、L字の曲がり角の奥(水平耳道)へと押し込んでしまうことになります。これを繰り返すと、耳垢が鼓膜付近で固まり、耳栓のように詰まってしまう恐れがあります。
② 皮膚バリアの破壊
犬の外耳道の皮膚は非常に薄くデリケートです。綿棒でこすることで目に見えない微細な傷がつき、皮膚のバリア機能が壊れます。そこから細菌が侵入し、外耳炎を発症・悪化させる原因になります。
③ 鼓膜損傷のリスク
L字の曲がり角を超えて無理に綿棒を入れようとしたり、犬が急に動いたりした場合、鼓膜を直接突いて傷つけてしまう危険性があります。
ケース1:綿棒ケアの落とし穴(失敗談)
【体験談:きれい好きの飼い主さんの事例】
耳の汚れが気になり、毎日綿棒で奥まで掃除していた飼い主さん。ある日から愛犬が耳を激しく振るようになり、動物病院を受診しました。
「先生から『綿棒で傷をつけて炎症を悪化させている。耳垢も奥に押し込まれている』と指摘され、良かれと思ったケアが逆効果だったことにショックを受けました。」
【ここから学べる教訓】
「掃除=こすって取る」というイメージは、犬の耳ケアにおいては間違いです。自己流の綿棒ケアは、百害あって一利なしと考え、見える範囲を拭く程度にとどめましょう。
【綿棒ケアがNGな理由まとめ】
- L字の構造上、汚れを奥へ押し込んでしまう
- 薄い皮膚を傷つけ、外耳炎の原因を作る
- 最悪の場合、鼓膜を突き破るリスクがある
【重要】繰り返す悪臭の原因「バイオフィルム」をご存知ですか?
薬を使っても、しばらくするとまた臭くなるんです…。なんで治らないんでしょう?
それは菌が「バリア」を作っているからかもしれません。そのバリアを壊さないと、どんなに良い薬も効かないんですよ。
ここでは、慢性的な外耳炎や繰り返す悪臭の原因となる「バイオフィルム」について解説し、なぜ「拭く」だけでは解決しないのか、その理由を明らかにします。
薬も弾く?菌が作るバリア「バイオフィルム」の仕組み
慢性化した外耳炎では、増殖した細菌や真菌(マラセチアなど)が、自分たちを守るためにバイオフィルムと呼ばれる粘着性の膜状構造を作ることが知られています(出典: healthyanimals.jp)。
【用語解説】バイオフィルム
細菌や真菌が分泌するヌルヌルとした膜のことです。台所の排水口のぬめりや、歯垢(プラーク)もバイオフィルムの一種です。
このバイオフィルムが外耳道の表面や耳垢を覆ってしまうと、以下のような問題が発生します。
- 薬剤耐性:抗菌薬や消毒薬を上から塗っても、膜に阻まれて内部の菌まで届かず、効果が十分に発揮されません。
- 再発の温床:膜の中で菌が生き残り続けるため、一時的に症状が治まっても、すぐにまた増殖して臭いが再発します。
解決策は「拭く」より「洗う」こと
バイオフィルムを伴う頑固な汚れや臭いを解決するには、単に表面を拭き取るだけでは不十分です。バイオフィルムそのものを破壊し、除去する必要があります。
そのためには、以下のアプローチが有効とされています(出典: keikoku-ah.com)。
① 洗浄液による物理的除去(フラッシング)
たっぷりの洗浄液で耳の中を満たし、マッサージして汚れを浮かせ、液と一緒に外へ洗い流す方法です。L字型の奥に溜まった汚れも、液体の力で浮かせることができます。
② 専用成分による化学的破壊
最新のケアトレンドとして、バイオフィルムを破壊する成分を配合したイヤークリーナーが注目されています。
- トリス-EDTA(キレート剤):バイオフィルムの構造を緩め、破壊しやすくします。
- 酵素:バイオフィルムを構成する成分を分解します。
筆者が実際にいくつかのイヤークリーナーの成分表を確認したところ、動物病院推奨の製品には、こうした「バイオフィルム対策」を謳った成分が含まれていることが多いと気づきました。
繰り返す外耳炎には、ただの洗浄液ではなく、成分にも注目する必要がありそうです。
【バイオフィルム対策のポイントまとめ】
- バイオフィルムは菌を守る強力なバリア
- 薬を効かせるには、まずバリアの破壊が必要
- 「拭き取り」ではなく「洗浄(洗い流し)」へシフトする
自宅でできる!イヤークリーナーを使った正しい「耳洗浄」3ステップ


耳の中に液体を入れるなんて怖いです…。犬も嫌がりませんか?
コツさえ掴めば大丈夫です!ケチらずたっぷりの液で、短時間で済ませるのがポイントですよ。
ここでは、L字型耳道の汚れを安全に落とすための、イヤークリーナーを使った正しい「耳洗浄(フラッシング)」の手順を、3つのステップで分かりやすく解説します。
準備するもの:アルコールフリーの洗浄液を選ぼう
まずは適切な道具を準備しましょう。特に洗浄液(イヤークリーナー)の選び方は重要です。
- イヤークリーナー:
- アルコールフリー(低刺激):アルコール入りは揮発性が高く乾燥しやすいですが、炎症がある耳には激痛を伴うため避けましょう。
- タイプ:普段使いなら「洗浄用」、汚れがひどい・繰り返すなら「酵素入り」や「トリス-EDTA配合」などが推奨されます。
- コットン:浮き出た汚れを拭き取るために使います。
- ご褒美のおやつ:洗浄後に必ずあげて、「耳洗浄=いいこと」と覚えさせます。
実践!愛犬が嫌がらない洗浄テクニック
獣医師やプロも実践している、基本的な洗浄手順は以下の通りです(出典: keikoku-ah.com)。
耳介(耳のびらびら)を上に持ち上げ、耳の穴が見えるようにします。洗浄液のボトルの先を耳の入り口に当て、液が溢れてくるくらいたっぷりと注入します。
ポイント:液をケチると、奥まで届かず、汚れを浮かせることができません。
液が入ったら、すぐに耳の付け根(耳の下のコリコリした部分)を親指と人差指で挟み、優しく揉み込みます。
ポイント:「クチュクチュ」と音がするまで、数十秒間マッサージして、汚れと液を馴染ませ、バイオフィルムや耳垢を浮かせます。
手を離すと、犬は本能的に頭を振って(ブルブルして)、耳の中の液を外に出そうとします。この遠心力で、奥の汚れと一緒に液が飛び出してきます。
耳の外に出てきた汚れと水分だけを、コットンで優しく拭き取ります。
注意:この時も、綿棒で中をこすってはいけません。あくまで「出てきたものを拭く」だけです。
【口コミ:バイオフィルム対策の効果】
「繰り返す外耳炎に悩んでいたが、獣医さんに勧められたトリス-EDTA入りの洗浄液に変えたら、薬の効きが良くなった気がする。」(出典: petgo.jp)
【正しい耳洗浄のまとめ】
- 液はたっぷりと(溢れるくらい)
- クチュクチュ音がするまでマッサージ
- ブルブルで汚れを飛ばして、外側だけ拭く
正直どっち?「耳毛抜き」vs「カット」最新のケアトレンド
トリミングサロンで「耳毛抜きますか?」って聞かれるんですけど、抜いた方がスッキリしていいんですよね?
実は最近、考え方が変わってきているんです。「抜くと炎症の原因になるから、切るだけにしましょう」というサロンが増えていますよ。
ここでは、トイプードルの耳ケアで意見が分かれやすい「耳毛処理」について、最新のトレンドと、プロが考える判断基準について解説します。
昔は「抜く」今は「切る」が主流のワケ
かつては、トイプードルの耳毛は「通気性を良くするために全て抜く(プラッキング)」のが常識とされていました。しかし近年、獣医療やトリミングの現場では、この方針が見直されつつあります(出典: himedou.net)。
【傾向 :耳毛処理の変化】
「以前はサロンで耳毛を全部抜いてもらっていたが、赤くなることが多かった。最近『抜かずにカット』に変えてもらったら、耳を掻く回数が減った」(出典: dogsalon-naturam.com 他)
このように、「抜く」ことによる弊害が指摘されるようになりました。
- 毛包炎のリスク:毛を無理に抜くことで毛穴が傷つき、炎症(毛包炎)を起こすことがあります。
- 外耳炎の誘発:抜いた刺激で皮膚が赤くなり、そこから細菌感染を起こして外耳炎になるケースがあります。特にアトピーなどで皮膚が弱い犬ではリスクが高まります(出典: ruana-ah.com)。
そのため現在は、「通気性を確保できる範囲で、ハサミやバリカンで短くカットする」という方針が主流になりつつあります。
抜くべきケースとプロに任せる判断基準
では、絶対に抜いてはいけないのかと言うと、そうではありません。獣医師やプロのトリマーは、以下のような基準で「抜く」か「切る」かを判断しています(出典: nano-one.net)。
【プロが「抜く」判断をするケース】
- 治療の妨げになる場合:毛が密生しすぎていて、点耳薬が奥まで届かない場合。
- 異物が絡まっている場合:植物の種などが毛に絡まり、除去が必要な場合。
これらの場合でも、獣医師の指示のもと、あるいは経験豊富なトリマーが、犬の様子を見ながら慎重に行います。
【飼い主さんへのアドバイス】
自宅でのケアでは、基本的に「抜かない」ことをおすすめします。表面に出ている毛をハサミでカットする(皮膚を傷つけないよう注意)か、サロンで「耳毛は抜かずにカットでお願いします」とオーダーするのが最も安全です。
【耳毛処理のトレンドまとめ】
- 無理な耳毛抜きは炎症の原因になる
- 現在は「通気性確保のカット」が主流
- 「抜く」判断は獣医師やプロに任せる


トリミングサロンのHPやブログを調査していると、「犬に負担をかけない優しいケア」を掲げるお店ほど、「耳毛は抜きません」と明記している傾向があると感じました。サロン選びのひとつの基準にしてみても良いかもしれませんね。
このサインは即病院へ!自宅ケアと受診の境界線チェック
少し赤いくらいなら、自宅の洗浄で様子を見てもいいですか?
いえ、赤みや痛みがある場合は、洗浄剤が染みて悪化する恐れがあります。すぐに病院へ行くべきサインを確認しておきましょう。
自宅ケアで対応できるのは「予防」や「軽度の汚れ」までです。以下のサインが見られる場合は、すでに治療が必要な状態ですので、無理に触らず動物病院を受診してください。
自宅ケアを中止すべき危険信号リスト
もし愛犬に以下のような症状がある場合、自宅での耳洗浄は中止し、獣医師の診察を受けてください(出典: keikoku-ah.com)。
Sign 1:耳垢の色がおかしい
- 黄色〜緑色のドロっとした耳垢:細菌感染が疑われます。膿が出ている状態です。
- 大量の黒いカサカサした耳垢:耳ダニ感染の可能性があります。
Sign 2:痛みがある
- 耳を触ろうとするとキャンと鳴く、怒る、逃げる。
- 洗浄液を入れると悲鳴を上げる(鼓膜に異常がある可能性も)。
Sign 3:激しい炎症
- 耳介(耳の内側の皮膚)が真っ赤に腫れ上がっている。
- 耳の穴が腫れて塞がっている。
獣医師に伝えるべき3つのポイント
受診の際、以下の情報を伝えると診断がスムーズになります。
- いつから臭うか?(数日前から急に?それともずっと?)
- 痒がっているか?(頭を振る、足で掻くなどの仕草はあるか?)
- 自宅で何を使ってケアしたか?(綿棒を使ったか、どんな洗浄液を使ったか?)
【受診の目安まとめ】
- 色の異常(黄・緑・黒)は感染のサイン
- 痛み・腫れがある時は触らない
- 洗浄液が染みる場合も即受診
トイプードルの耳の臭いに関するよくある質問(FAQ)
- Q1: 耳掃除は毎日したほうがいいですか?
-
A1: しすぎは禁物です。健康な耳であれば、月1〜2回程度、または汚れや臭いが気になった時だけで十分です。過度な掃除は皮膚を傷つけ、外耳炎のリスクを高めます。
- Q2: 人間用の綿棒や化粧水を使ってもいいですか?
-
A2: 絶対にNGです。人間用の綿棒は犬の耳には硬すぎますし、人間用の化粧水(特にアルコール入り)は犬の薄い耳の皮膚には刺激が強すぎ、炎症を悪化させる恐れがあります。必ず犬専用の製品を使いましょう。
- Q3: シャンプーの時に耳に水が入ったらどうすればいい?
-
A3: ブルブルさせればある程度の水は出ますが、L字型の奥に残った水分は外耳炎の原因になります。シャンプー後は必ずイヤークリーナーで耳洗浄を行い、水分と一緒に汚れを出し切ってから、ドライヤーの冷風などでしっかりと乾かすのが鉄則です。
- Q4: トリミングサロンで「耳毛抜きますか?」と聞かれたら?
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A4: 「お任せします」でも良いですが、皮膚トラブルを避けたい場合は「トラブルがないなら、抜かずにカットでお願いします」と伝えるのが無難です。特に耳が赤くなりやすい子は、事前に伝えておきましょう。
- Q5: フードを変えれば耳の臭いは治りますか?
-
A5: アレルギーが原因で外耳炎を起こしている場合は、アレルギー対応フードに変えることで改善する可能性があります。しかし、マラセチアの増殖や耳毛などの構造的な問題が原因の場合は、フードだけでは治りません。まずは洗浄と適切な治療が優先です。
- Q6: 耳が臭いのは病気ですか?それとも体質ですか?
-
A6: トイプードルは構造的に臭いやすい「体質」を持っていますが、強烈な「酸っぱい臭い」や「ベタベタした耳垢」がある場合は、マラセチア性外耳炎という「病気」の状態である可能性が高いです。「体質だから仕方ない」と放置せず、治療を行いましょう。
まとめ:構造を理解して「洗うケア」を習慣に
本記事では、トイプードルの耳の臭いの原因と、正しいケア方法について解説しました。
【総復習】酸っぱい臭いを防ぐための重要ポイント
- 臭いの正体と構造的リスク
- 酸っぱい臭いは「マラセチア」と、菌を守る「バイオフィルム」が原因です。
- 「L字型耳道」の奥に汚れが溜まるため、表面を拭くだけでは解決しません。
- やってはいけないNGケア
- 綿棒を奥まで入れるのは厳禁。汚れを奥へ押し込み、皮膚を傷つけるだけです。
- 自己判断での無理な「耳毛抜き」は、炎症の元になります。
- 正しい解決策:耳洗浄
- イヤークリーナーで汚れを浮かせ、物理的に洗い流す(フラッシング)のが唯一の正解です。
- 「拭く」のではなく「洗う」意識を持ちましょう。
- 判断の基準
- 痛み、赤み、異様な色の耳垢がある場合は、迷わず動物病院へ行きましょう。
次の一歩:耳の大敵「湿気」をシャンプーで防ぐ







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